風と草
井上ひさしの名言
2023-11-14
こんにちは、副住職の源さんです。
急に寒くなりましたね。
朝、布団から出るのがおっくうになってきました。
朝が苦手なお坊さんもいるのです。。。
さてさて、最近はどういうわけか、人前で禅や歴史、日本文化などについてお話する機会が多くなってまいりました。
話をするたびに反省しきりですが、求められているうちが花ということで、出来るだけ引き受けるようにしております。
そんななかで、いつも頭の片隅に置いている言葉があります。
ひょっこりひょうたん島の原作者としても有名な、作家の井上ひさしの言葉です。
「むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」
むずかしいことをかみ砕いてやさしく話す。
これはなんとかできる。
やさしいことを深みを感じられるように話す。
これも言葉を尽くせばなんとかなる。
深いことを面白く。
相手が面白いと感じてもらえるように、魅力を伝えようとすればなんとかなる。
面白いことを真面目に。
自分が手を抜くことなく、真剣に取り組めばその熱意は伝わるはず。
真面目なことを愉快に。あくまで愉快に。
これです。これが難しいんです。
自分が愉快に話す。相手が愉快になるように話す。
これは本当に難しく、なんとかうまく話せたと感じた時も、この点はいつも反省しきりです。
相手が愉快になるには、まず自分が愉快にならないといけないわけですが、どうしても肩に力が入ってしまいます。
井上ひさしのように、どこか飄々として愉快な雰囲気を持った人になりたいものです。
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけどボクらはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進め~!
それでは、ひょっこりひょうたん島好きの源さんでした。