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風と草

鬼滅の鐘

2020-12-30
鐘楼
竹燈籠
こんにちは、副住職の源さんです。
 
いよいよ明日は大晦日。
仏教では、鐘の音は煩悩を滅するといわれています。
一年の最後に、心に積もった煩悩の塵を払う。
除夜の鐘は心の大掃除なんですね。
 
毎年、広福寺では参拝者に撞いていただくごとに、
四句誓願文というお経をお唱えします。
しかし今年は、コロナ禍の終息を願い、そして多くの方々の無病息災を祈るために、
卻瘟神呪(ぎゃくおんじんしゅう)というお経をお唱えいたします。
 
【卻瘟神呪】意訳
仏に帰依します。法に帰依します。僧に帰依します。
諸々の仏に帰依します。諸々の菩薩に帰依します。
追い払いたまえ。追い払いたまえ。追い払いたまえ。
あらゆる鬼よ。
速やかに去れ、速やかに去れ。この世界にいつまでもとどまるな。
 
このようなお経をお唱えし、鐘の音が、煩悩とともに、鬼を滅することを願います。
 
また、檀家の遠藤力氏が制作・奉納して下さった竹燈籠を境内に飾ります。
竹灯籠のような光明が、世界を、そして人々の心を優しく包み込みますように。
 
皆様、よいお年をお迎えください。
それでは、源さんでした。
 
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